竹田  三年味噌受け取り ベ太郎嫁くる 神様とは

竹田へOさんの車で連れて行ってもらう。
絶好の秋晴れ。

3年味噌が出来ているので引き取りに行く。
岡村さんのありがとう味噌だ。
2018年の1月18日に 仕込んだ。
三年、色々あったがこの日を無事生きて迎えられた。


お母さまは70近いはずだが、
相変わらず若々しく力持ちで明るい方だ。
でもお父様の健康状態がよくないらしい。
どの家にも色々ある。それは外から見えない。

岡村さんにも一目会えてよかった。


3キロ3年味噌、5キロ玄米をいただく。
おまけでぬか床用のぬかと、玄米麹、真菰をいただく。
マコモダケは前回もいただいた。さらに酒粕で蓋をして保管してくださるとのことで、本当にありがたい。


蓋に使った酒粕は半永久的に常温で保存可能。
味噌は真空で冷蔵庫保存。

酒粕には3年前わたしの記した「いいかげん」が書かれていた。

祈りを込めた言葉だが、肩の力を抜いた「良い加減」は達成できていない気がする。

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前回冬期で封鎖されていた竹田城にもいくことができた。
中世の山城の城跡だ。
石垣だけが残っている。

Oさんとは相変わらず店舗も好みも違うが、おそらく私に好意を持ってくれている。
ありがたいけれど、この人といると合わせるためにエネルギーをなかなか使うので
わたしは応えられるだろうか。一番難しいのは、私の話を聞かないで遮ることだ。
世の中の色々な人間関係のすれ違いはコミュ不足によるものだと思うわたしにとって、
コミュニケーションが取れないのは少々ストレスになる。
エネルギーを吸い取られるのは何かと疲れたと連発するところにもある、 多分もう口癖になっていて今日1日でも 10回位聞かせられてなんだか私のせいで疲れていると責められているような気がしてこっちも疲れてしまう。
「人間は女の方が長生きだ。女は楽しているから長生きなんだ」という言葉も 古い男尊女卑思想を完全に引きずっていて不愉快だ。 世の中楽をしている女性ばかりではないし 楽をしていない男性ばかりでもないでしょう。 女性に生まれただけでいわれのない差別を受けるの苦労や苦しみ、あなたに何が分かりますか。


しかし車を出してくれたり、こういう親切心のなかにわたしは神を見る。
わたしは神を信じないけれど、こうして人のなかにしばしば神様を見る。
わたしはOさんに手を合わせた。
「神」はひとの一時的なものや、ほんの一部のものだったりするけれど、たしかにそこにあって、ありがたい。
枝豆を茹で、渡した。犬山のお土産や、スープ類、バクテリア剤も一緒に渡した。
今日はずいぶん高速代金や食事代金などお世話になったので、そのうち埋め合わせをしなくてはいけない。


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Oさんはべ太郎の嫁候補を連れてきてくれた。
朝水合わせしておいて、帰宅後お見合いさせたところ
意外なことにべ太郎の反応が攻撃的ではない。
なんだかひかれているような表情をみせたので、思い切って同じ水槽に女子を放つと
寄り添って優しくしつこく(笑)付きまとう。大人しい女子だが、いやがって隅っこに行ってしまった。

べ太郎は相変わらず私の指の周りをくるくる回ってじゃれてくるが、
こうやって同じベタさんの相棒ができたことに私は安心した。
やはり私では四六時中かまってはあげられないし、当然ベタ同志の仲間の方が良い。

嫁さん候補はあと2匹預かっている。
今後徐々に引き合わせる予定だ。
あまりにすんなり穏やかにお見合いが終わって、非常に嬉しい。ショップにも一匹飼いをすすめられていた。タニシやラムズに頭突きをくらわすべ太郎なので、女子ベタを攻撃するのではないかと心配していたが、杞憂に終わった。

最近のんびりを通り越して痴ほう症のご老人みたいなべ太郎だったので、本当にうれしい。幸せになってほしい。


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