私の価値はわたしが決める

わたしはいままで自分をひたすら安売りしてきた。

自分の人件費はタダだった。そうして他人に尽くして…というか他人の顔色を窺ってご機嫌をとるのを最優先にしてきた。

自分は一番後回しだった。

自己肯定感が低いことに加えて

「お高くとまってる」だの「ブスのくせに安売りしないで滑稽」と他人に嗤われるのが嫌だったからだ。

 

 

 

世の中の価値観は100人いたら100人違うもので、

私だったら100円でも買わないというものを10万出してでも欲しいというひとがいる。

逆もいる。

 

例えばこの仁丹看板は大礼服のデザインから最初期の明治38年であることがわかる、わたしは12万までなら出しても欲しいと思ったことがある。

しかしたとえば母にそれを見せたら10円でも買わないだろう。薄汚いゴミといって発狂しそうだ。

 

だから「お高くとまってる」だの「ブスのくせに安売りしないで滑稽」と他人を嗤っているひとに言いたい。

 

わたしの価値はわたしが決める。

わたしは価値が無いと粗末にされるけれど、わたしにとってわたしは生きる価値のある魅力的な人間だ。