土とは·白かび病?

 

翌朝、昨日の殺処分のめだかの中に白カビ病と思われる個体が居ることに気づいた。
やはり病気の個体も混じっている可能性は高いと思っていたので想定内だが、

結構進行していた。上下の大きなヒレかと思ったらカビだった。

昨日の急激な温度の変化のショックで発症したのかもしれないし、その前らかも知れない。 

昨日、水槽の水底には 完全に腐乱して ボールのように白いカビの生えた メダカの遺骸が転がっていた。



隔離したが、難しいかもしれない。いや、あの可哀そうなショップのベタのデニムはわたしの初めての治療で治癒してくれた。今回も最後まであきらめないで頑張ろう。

 

といっても本人の免疫力次第だ。せめてそれをフルに発揮できるように環境を整える。

それを治療というんだ。 もしかしたら人間も。



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土に還る、という言葉がある。

手垢がついた使い古された言葉なので、

改めて本気で実感をもって考えたことは無かった。

 

でも、最近思う。

土は、いのちの成れの果てだ。

「なれのはて」というのは何となくマイナスのイメージの言葉なので言い換えると

「最終形態」とでもいおうか。

 

ご先祖様たちも、みんな生きて、死んで、腐敗して、土になっている。

だから、わたしは土いじりをしながら、これは父の身体の一部だ、と思うことがある。

 

人だけではなく、動植物、すべてのものの最終形態だ。

わたしもいずれバクテリアに分解されて土になる。

 

そこからまた命がうまれる。わたしたちは土から栄養をもらった植物を食べる。

 

命の循環だ。

 

わたしはいずれ、先人のすべての人びとみんなと同じように土になる。