この冬一番の寒波 メダカの殺処分

うっすらと雪化粧した

寒波が来るというのはたまたま ネットのニュースで知っていたので
危険なものは 出来る限り 場所を動かして 冬越させることにした

キッチンのホットマットの上

ここ三日 氷が張っている。
昼も氷が 張ったままだ。
厚さは1 CM から2 CM の間

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となりのおうちを通りかかった時、妙な気配を感じた
昨日あまりにすべてがアオミドロだらけで、底にエサが沈殿して腐敗していたので、
わたしが掃除しましょうか？というお話をしたばかりだ。

水槽のメダカがみんないない。
見ると 底砂の上で 沈んで絶望的な顔で、全身でハアハアと荒い息をしていた。
そして、その子は私が見ている２~３分の間に死んだ。

水槽全体を見ると 死屍累々だった。

息があるものもあったが、ほぼみんな底の方に沈んでいる。
水槽の 水を触ってみると手が刃物で切られるように冷たい。

メダカは自然に冬を越した方が長生きするのでうちは 最低限の 防寒対策をした上で 外で冬越しをさせる。
氷の下で生きていて春になると上に出てくる。

それまでは時々点検をしながら信じて待つ。

お隣は自然な冬越しをさせないとかでヒーターを入れていた。
26°固定式だが
60L のガラス水槽なので水温は良くて22°キープしていた。
しかし今この温度は明らかに 5°以下だった。

ヒーターが故障したのかと思って急いでお呼びしたところ
「水替えしたんだよ～」という。
いつものように水道水をそのままジャーっとぶち込んだのだろう。
寒波の水道水だ。計ったところやはり5度を切っていた。

「（寒波の）寒さでみんな死んじゃった～」と笑って家に戻ってしまった。
え？見棄ててっちゃうの？

まだみんな死んでない。まだ助かるかもしれない。
寒波の寒さで死んでない。
人為的に温水からいきなり冷水につっこまれて、ショックで死にかけているんだ。
徐々に馴らせば、氷の下でも生きている。
人間だって暖かいところからいきなり寒い場所へ行けばヒートショックを起こす。

「どうしてこんなひどいことを」と一人で声をあげて泣いた。
即死の子もいた。体をよじって死んでいた。
泣きながらかろうじて生きているっぽい子？たちがいる。
このままでは死ぬだろう。
温めればまだ間に合うかもしれない。
汚水に手をつっこんで網で掬う。手がちぎれそうに冷たい。

16匹掬った。同じ温度の中和した水に入れて、徐々に温めるが、
5匹は身体がだんだん反転してしまい、亡くなってしまった。

結局生き残ったのは11匹だった。
お隣は夏も「暑さで全滅しちゃった～」とわたしの差し上げた楊貴妃を含む
30匹以上を亡くしている。

今回も「寒さで死んじゃった～」と言って、また買ってくるのだろうか。

昨夜立ち上げたコリドラスの避難水槽に入れた。温度は24度前後。
立ち上げなので水流やエアーが強いので、負担になるかと思うが、
バクテリアがまだ定着していない。こまめにフィルターを回したり切ったりしながら様子をみることにする。
今日は餌なし。明日以降落ち着いたら脂質とタンパク質の低めのものから入れていこう。
とりあえずプランクトンは沢山あるので入れてみたら、ついばんでいた。

声を出して泣いたのは2年半ぶりだ。
今日からとりあえずこの11匹はうちの子になる。

とにかく、お隣は1ミクロンもめだかの命への愛が無かった。
目の前で自分の所業で苦しんで死に瀕しているものを見棄てて、平気で笑っていた。
思った以上に全く！生き物に対する気持ちがわたしとは違う人種なのだとわかった。
今まで同じ人間だと思って話していたことは、すべて無駄だったんだと脱力した。
根本的な部分が違っていた。
もともとこちらから2匹いただいたのが全ての始まりだったし、イベントを共有できる良い関係だと思っていたが、もうこれからは生き物については話さない。
時間とエネルギーの無駄だ。根底部分が違う。

しかしもしかしてお隣はもうめだかの飼育につかれて、合法的？に未必の故意？不確実の故意みたいなもので「寒さで死んじゃったから、しょうがない」と落としどころをつけたかったのかもしれない、と思った。