命の環と、土に還ると言う本当の意味




アクアリウムをやってわかったことは、

アクアというのは魚を飼うことじゃなく、 水を飼育する事であること。

もう全てそこに集約。バクテリアを育てる。

 

私達も死体になったらバクテリアに分解される。バクテリア最強伝説。 それで土になって 土が植物を育んで、その植物を動物が食べる。

理科の教科書で習った当たり前の食物連鎖なんだけれど、自分でプチサイクルを作ることを実際にやってみてすごくわかったことは多くて、

私たちは生きてるだけで生かされていて、完成していて幸福であるということ。

 

わたしは宗教にもスピ系にも興味はないというかむしろ嫌いなんだけど、

なんかそういうものが目に見えてきた。

 

だから植物を育てるときに土を使うんだけど、この土は私の大切な人達の亡骸からできてたりご先祖様の亡骸からできてたり、誰かの大事な思い出の品物から出来ていたり、樹木や魚類鳥類すべての生き物から出来ていて、
もうともかく命をありがとうございますとしか言いようがない状態になった。

 

 

10年生きる自信がなく爬虫類を飼うことができなくて、そのタイミングでたまたま成り行きでアクアリウムに入ってしまったんだけれど
 ものすごく学ぶところがある。


私は幸福になる必要なんてなくてもうすでに生きてるだけで幸福が完成されてると言うか。


今回殺処分の引き取ったじゃない それでね 元気になりすぎて繁殖が始まってしまって 体力を削るんじゃないかと私は心配していて 水温を落とし始めたんだけれど
実際オスの一匹が 生殖の形で固まって死んでて 体を擦り付けた形のまんま固まって死んでてすごくショックを受けて
私としては新しい命を産むよりも 今まで苦労してきたぶん あなた達に幸せになってほしかったのにと とても悲しかったんだけど
もちろん生殖で命を落とすなんて考えなかったかもしれないけれど、

本能というのは凄い。

命を産むということ、命の連鎖というもの、それでありがとうございましたと言って まあ葬ったんだけれど
この子もまた灰になって土になって 帰ってくる。

 


私の話を分かる人もいれば、馬鹿にする人もいて、

わたしはあなたにこういう話ができてうれしい。わかる相手がいて本当に嬉しい。


ありがとう。

そういう人は大切にしていかなければいけなくて、そういうものこそ人生の宝物なんだなぁと最近ことに思う。